2019/5/12 更新

BONE MUSIC展  僕らはレコードを聴きたかった

入口からスタイリッシュ!
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昨日行ってきたBONE MUSIC展がとっても良かったのでレポートします!
BONE MUSICとは…
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冷戦下のソビエト連邦で思想的な理由から検閲対象となっていた音楽を聴くために、アンダーグラウンドで製造されていた海賊版レコードの事。
その際に当時大量に破棄されていたレントゲン写真に音楽を刻み込んでいたことからこの名で呼ばれる。
欧米のロックンロール、ジャズなんかは国民を堕落させる音楽との判断だったんだろう。
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KGBによる逮捕、拘留(当時のブートレガーによる映像あり)を乗り越えて制作された無数のボーンレコード達は思想的背景を無意味とするくらい美しい。
マテリアルとして美しい。
2枚目なんかジャーマンプログレバンド、ファウストの1stジャケットみたいじゃないか!
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手製のカッティングマシーンの無機質さに萌える。
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ブートレガーの部屋を再現
全ての備品を当時のソビエト連邦製で構成しているらしい…
音楽を聴きたい、それを皆にも聴かせたいという執念が渦巻いていたことだろう。
映像中のブートレガーは言っていた。
金のためじゃない、文化を広めたかったと。
それは当時のソビエトではその思想自体がアウト。
好きな音楽を聴くことは自由への一歩だったんだろう。
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レントゲン写真を見る展示なためw照明は暗め…だがそれが最高。
レコードの展覧会ではあるが展示物を見せる構成。
しかしレコード自体が存在感があり充分魅せられた。
あまりに良かったので帰りがけにTシャツとステッカーセットを買っちゃったw
今や手軽に配信サービスで音楽が買える時代である。
個人的にはどうもデータのみの音楽というのは馴染めなくて今までほぼ買ったことがない。
買った時も手に入れた!という感動がなかった。
そういう意味ではネット通販でほいっと買えちゃうCDも感動は薄いんだが…。
まぁ人感じ方はそれぞれですけどね。
適当にバランス取って生きていきましょうw
株式会社オズアート
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